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2006年 06月 29日

あぁ、安請け合い

ある日本食レストランは畳の個室がいくつかあって各部屋に花の名前がついている。 ききょう、あじさい、あざみ・・・。 習字で書かれた花の名前の上にすみでささっと挿絵を付けて欲しいと頼まれた。 すみでお絵かきしたことはないが、要は水彩画でしょう。 
はい。はい。できます。  あぁ、安請け合い。
もしかして、うまくできたらおこづかいくらいいただけるかもね。
まずはこんなかんじでよろしいでしょうか。と下絵を持っていく。オーナーのKさんは優しい感じのかわいらしい方だ。「うわぁ。うれしい。」と喜んでくれた。「これがうまくできたらここにも、ここにも絵を付けたいの。」
はい。はい。できます。  あぁ、安請け合い。
夜お店が終わってから短冊をもらって明日のランチの開店までに持って来ると約束して帰る。Kさんは「うれしいけど、短時間で大丈夫ですか。無理しないでくださいね。」とやさしい。
はい。はい。できます。  あぁ、安請け合い。
家に帰ってさっそくすみと筆で下書きをする。何個も何個も花を描く。 うまい。 おれって天才か? ああ、楽しい。やっぱりおれはこういう仕事についた方がいいのだな。 時間を忘れて花を描く。あぁ、もうこんな時間だ。そろそろ本番にとりかからないと寝る時間がなくなっちゃうよ。

本番の短冊は練習用の紙とまったく質がちがっていた。一筆置いたら墨汁がしみて黒いしみがぼわっとできてしまった。 ひぇぇぇえ。あせったのと緊張したのとでくちなしの花は3歳児のらくがきのようになってしまった。 こんなはずでは。こんなはずでは。 あせって白い絵の具をべったり塗る。どんどんへんになっていくくちなし。最後はアメーバーになってしまった。
どうしよう・・。 いや。次にいこう。 ・・そしてききょうもぼたんもそれはそれは大変なことになってしまった。 花の名前が書かれた短冊はあと6本ほど残っている。 次こそうまく描けるかもしれない。いや。もうやめておこう。もう3本も短冊をだめにしてしまった。次にうまく描けるとはとうてい思えん。ここでやめておくのがおれにとってもKさんにとっても得策であろう。 断念。 がらがらと音をたてて崩れゆくおれの自尊心。 わーん。どうしよう・・・。
次の日仕事を休んで日本の文房具やに短冊を3本買いに行く。 Kさんにできなかった旨を告げ平謝りに謝る。
おこづかいどころじゃないよ。
仕事を休んだぶんの給料と、短冊代の10ドルと自尊心と睡眠時間を失ってしまった。 

あぁ、安請け合い。 おれってなんでこうなの?
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by akkohubb | 2006-06-29 15:03
2006年 06月 27日

やる気

エミリーとケンとテニス。
とびはねてかまえるエミリー。
「おおぉ。エミリー、やる気満々ね。」とわたくしが言ったら、 ・・・まんまん!父子はふたり同時に反応した。 わはは。わはは。 笑い転げるへんな親子。
男の場合はやる気ちんちんと言うの?   そんなわけねぇだろう・・・。
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by akkohubb | 2006-06-27 13:02
2006年 06月 23日

冷房の怪 2

連日暑いベイエリアですが、暑くなればなるほどオフィスの中が寒くなってゆきます。
オフィスの中を冷蔵庫みたいにひやすのは、 ちょっとなんでなのよっ。 この意図のわからない過剰な寒さ、すごくあたまにくる。 雪山が寒いのはあたりまえだ。北極も寒くなくっちゃ白くまさんもやってられんであろう。だけど夏のオフィスが凍えるほど寒いってどうよ。なんのための冷房だ。快適に過ごすための冷房じゃないのか。えっ!
なぜこの猛暑にセーターを着なければならないのだ。 机の下にかくれて人にはみえないが、おれはサンダルをぬいで厚手のくつしたをはいて、ひざかけまでかけているのだ。それでもまだ寒いので最近じゃマグカップにお湯を入れてちびちび飲んでるの! カップを両手でにぎると手がじんわりとあったかい。あったかい湯気にふぅふぅ息をかけてゆっくりと白湯をすする。
病人かおれは!
あたまにくるからこっそり設定温度を変えてやろう。 60度(F)という数字を見て怒りが心頭にたっする。なんなんだ。ここは。我慢大会の会場か。それともここは全員白くまの集まりかってーの。ぶちぶち言いながら快適温度75度(F)に設定する。 ああ、快適と思ったのもつかのま、また寒くなってきた。どうあやらこの中のだれかがまた温度を下げやがったな。だれだ。あいつか。いや、あいつか。おれも負けてはならんとまたこっそり温度を上げに行く。 ああ、あたまにくる。

毎年真夏の過剰冷房にあたまにきてる。去年も同じようなことを書いたなぁ。と思って自分のブログを読み返してみる。「冷房の怪」。 なんとけつおコメント初登場の巻きであった。“けっちゃん”と書いてある。 いつからけつおだなんて名前になってしまったんだ・・。 あのとき、1年後にあなたに会うなんて思ってもみなかったね!!
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by akkohubb | 2006-06-23 17:58
2006年 06月 20日

悩みごとはドクターアッコにきいてみな。

悩み事などがあるといつも自問自答する。まるで雑誌のQ&Aコーナーみたいに。回答者は質問者の気持ちや状況を完璧に理解しているのでアドバイスはいつも的確だ。だって両方おれなんだもん。
Q:
「娘の親友Sの両親は忙しく夜まで帰ってこないので娘に習い事などの用事がないときはSは放課後うちに来ていっしょに過ごします。夕ご飯のあと、一人で帰れます。と言う彼女を心配なので車で送ります。週末はよくうちに泊まります。娘も楽しそうだし、Sはまったく手のかからないいい子なので彼女が来ることについては歓迎なのですが、彼女の親からそれについて一度も挨拶や礼があったことがありません。そしてとうとう何もないまま引っ越してしまいました。それってどうよ。」
A:
「あなたはSの親にSの面倒をみてくれと直接頼まれたことがあるのですか。ありませんね。Sにご飯を食べさせたり、送っていったりしたことはあなたが勝手にしたことです。あなたが勝手にしたことに対してお礼まで強要するのはずうずうしいってもんです。だいたいSが来てくれたおかげで娘は楽しそうだし、手はかからないし、あなたはかえって楽をしたんじゃないですか。お礼をいうのはむしろあなたのほうです。だいたい、向こうの親がお礼を言ったところであなたのくだらない自尊心をくすぐるだけで、娘とSの友情にはなんの関係もありません。」

回答者は質問者に対して容赦ない。だって両方おれなんだもん。
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by akkohubb | 2006-06-20 12:44
2006年 06月 18日

オフィスにひとり。鼻くそほじくるどころじゃないよ。もっとすごいことできちゃうよ。

2週間のバケーションに発つ社長を空港まで送っていった。
うれしそうだねぇ。と社長。 いやぁ。そんなことないっすよ。と言いながらもついつい顔がほころんじゃう。おまけに彼のパートナーも今バケーションでいない。 おれはオフィスに一人なのだ!
おまけに彼らはお休みする旨をちゃんとクライアントに伝えていったので、クライアントから連絡があるなんてことはまずないのだった。ビジネスも一時中断状態。万が一の非常事態に備えてオフィスには来るように言われた。「もちろんですとも。まかしといてください。」
社長を送った後、空港からの帰り、オフィスには帰らずさっそくケンと待ち合わせてランチに行く。食後のコーヒーまでゆっくり飲んだ後、だれもいないオフィスに帰る。非常事態なんてそうおこるはずもなく、メールも電話も入ってこない。 帰る時間までゆっくり婦人公論を読んですごした。
今日もひとり。ゆっくりしたくをしていつもよりうーんと遅くに出勤したら、たてつづけに非常事態の電話があった。ひぇぇぇ。よかったよ。今日ちゃんと来て。 やっぱりずる休みはできないことになってるんだな。
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by akkohubb | 2006-06-18 05:50
2006年 06月 14日

謝罪

エミリーの態度を注意した。そういうときはちゃんと謝りなさい。
「ごめん」彼女はふてくされて顔もあげずに小さな声でぼそっと言った。
ごめんとはなんだ。ごめんとは。それが親に向かって言う言葉か。目を見てもっと丁寧に言ってくれよ。

「ごめんください。」
たしかに丁寧だ。しかもおもしろい。 そんなおもしろいこと言われちゃぁ、許さないわけにはいかないだろう。
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by akkohubb | 2006-06-14 07:18
2006年 06月 13日

お宝

夏休み、Aちゃんの旅行中、数日間ノリと交代でAちゃんのねこ(姫ちゃん)のお世話をすることになった。 姫様はスペシャルダイエット中なのでお食事も決まった量だけ召し上がるらしい。そのやりかたを見にA宅へ。姫様にも顔を覚えていただかないとな。
AちゃんはなんとあのSATURAのケーキをたくさん買って用意しといてくれた。おいしい。幸せ。
おいしいケーキの次は、さぁ。みなさん。こちらへ。とAちゃんの寝室に案内される。するとそこにあるわ。あるわ。お宝が! 長期留守にするのと、おうちをリモデルするのとで雑誌を処分するらしい。 えええぇ。これを全部いただいてもいいの?しかもそれはどれも今も本屋に置いてあるような新しい雑誌ばかりであった。 日本の雑誌って値段が倍近くするんだよ。だからおれはよっぽど気になる特集のときに買うだけだ。そんで買った雑誌は捨てないで大事にとっとくの。(貧乏くさい) たまに取り出して何度も見たり。(貧乏くさい) 1年後にまた見ると全部内容を忘れているからまた新鮮だったり。(貧乏くさい) これ全部BookOffに売ったらいくらになるだろうかと考えちゃったわ。(貧乏くさい)

『日経ビジネス』 わ。ジャニーさんだ。はじめて見た。「美容王国 山野5兄弟の飽くなき競争と協業」なんて題を読んだだけでもおもしろそう。わくわく。 あ、先日発売の『VERY』だ。あ、たばさだ。たばさだ。かっこいいー。 『STORY』もあるぞ。チコさん。大金持ちなのに、どうして歯を治さないの?モデルなのにいいの? 矯正はやっぱり高いから普通の主婦が歯を治せないのはしょうがないよ。子供の矯正で自分まではまわらんだろう。だけど姿、形を職業にする人があの歯並びってどうよ。すごい人気なんでしょう?よくわからん・・。 『栗原はるみすてきレシピ』おいしそー。ほんとにすてきだ。 お。『25ans』もあるぞ。Aちゃんは25ansを地で行く女だ。あまりに世界がちがうからこの雑誌はあんまり読んだことなかったんだよねー。あ、このブラウス、おれのとそっくり。と思って値段を見たらマルが2個ほど多かった・・・。 ゴージャス。ゴージャス。モデルの歯もさすがにまっすぐだぞ。

ベッドサイドにお宝を積み上げて大満足。お宝を持って風呂に。ああ、極楽、極楽。
Aちゃん、どうもありがとう!近くに住む友人たちよ。読んだら回すからね! 
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by akkohubb | 2006-06-13 10:11
2006年 06月 09日

番町蚤屋敷 

マリが泊まりに来て帰った後電話があった。
「あっこちゃんちで大量にノミにかまれたよ。」 失敬だな。キミ。うちにはノミなんていないよ。それって自分んちの家ダニじゃないの?ずっと掃除機かけてないんじゃない? 心当たりがあるのかやけにおとなしく納得して電話は切れた。 失礼しちゃうわねぇ。ハナちゃん。ハナちゃんはノミなんていないもんねぇ~。いいこ。いいこ。でも一応。と、お腹の白い毛を開いてみたらささっと動く黒い点が。お。ノミだ。つまみだしてつぶして指を開いたらぴょーんとどこかに飛んで消えてしまった。あんなに強くつぶしたのにしぶといやつめ。 またお腹を開く。またいる。またつぶす。また飛んでいく。 くそぅ。 繰り返す。 お腹の毛を開くたびにノミが見つかる。ハナはお腹は白いが黒ねこだから見てもわからないけど、お腹にこれだけいるということは全身にはいったい何匹ノミを飼っているのだろうか。 するとエミリーがあ、ここにも。ここにも。と今度はカーペットの上から拾い上げた。あぁ。くつしたにも! よく見るとノミはさいしょからつぶれた形をしているのだ。つぶしてもだめなはずだ。おれとエミリーは拾ったノミを水に流すことにした。 
そういえばハナも最近せわしなく毛をなめていたっけ。 あわててノミの薬ADVANTAGEを買ってくる。12時間以内に98%のノミを退治すると書いてあるぞ。あとの2%はどうすんじゃい。 そして12時間後、ハナのからだから落ちたノミが今度はおれたちにくっついてきたようだ。 足がちくちくすると思ったらノミがくっついている。 ああぁ。たすけてくれ。体中がちくちくする。気が狂いそうよ。体にポツポツがいっぱいできちゃったよ。 ああ、マリちゃん。ごめんね。失敬だったのはおれの方だった。 この家はノミだらけだ。番町蚤屋敷。いっぴき~。にひき~。さんびき~。あぁ。うらめしや~。 フリフリカーペットを撒いて掃除機を何度も何度もかける。すってもすってもまだいるノミ。この掃除機はちゃんと働いているのだろうか。ああ、Dysonが欲しい。でも500ドルもする掃除機は今は買えん・・。
ノリに相談したらノリんちじゃ、ねこを洗ってるんだそうだ。ええぇ。ねこにシャンプーするなんて聞いたことないよ。水をぶっかけるなんてそんなかわいそうなことできんよ。 でもやりましたよ。
ハナは何もかもをかんねんしたようにおとなしくシャンプーされていた。

シャンプー&ADVANTAGE&フリフリカーペット攻撃でノミはだんだん姿を消しつつある。ときどき見かけるノミは今にも死にそうに弱ってる。 わはは。おれはついに勝負に勝った! 我が家に平和な日々がもどってきた。
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by akkohubb | 2006-06-09 12:39
2006年 06月 06日

かつん 2

私がかわいいと思っていたほうはアカのほうだった。とノリ。どうやらかつんにはカメのほかにアカもいるらしい。あ、でもカメもかわいいんだけどね。あ、でもアカのほうがタイプなの。まぁ、どっちだっていいんだけどね。だって。GoogleImageで見てみてよ。ノリに言われてさっそくGoogle、行ってみました。 
「かつん」じゃないじゃん。やっぱり。カトゥーンなんだよ。だけど、おれはてっきりCartoonなのかと思っていたらKAT-TUNなのね。(みなさんのコメントで知りました。)

かつんは6人衆であった。 この前列のふたりがカメとアカだな。 
おどろいたことにふたりともいや、6人ともぜんぜんかわいくないのであった。どうしてこんな女みたいな眉毛と髪型にしているのだろう。後列のひとりは眉毛ほぼ全剃り。この80年代の不良のようなコはいったいなんなのだろう。ムンクのさけびみたいに顔が伸びちゃってるコもいるよ。おれとジャニーさんとは男の子の趣味が基本的には合うはずなんだけど、今回はどうしたのだろう。 これは写真がわるいのかもしれない。YouTubeで動く彼らを見てみよう。 ・・・動く彼らはもっとへんだった。
カメが日本中の女をとりこにしているというのはうそだな。だが、ふと思う。 もしかしておれはもう日本の女じゃないのではないか。(まぁ、男なんだけどさ。) 10年前、木村拓哉くんが日本中の女をとりこにしたと言われていた時、おれはすでにアメリカに住んでいたがやはり彼に夢中になった。きっとあの頃はまだおれは日本の女だったのだろう。もしかしたら今、日本では男の顔が半分隠れるうっとうしいさび色の前髪も、男のきれいに整えたオカマ眉毛も、常識なのかもしれぬ。
どう見てもホストクラブかオカマな6人を見ながら10年前木村君を見て夫が男?女?と真顔で聞いていたことを思い出す。どうやらおれはアメリカの女(まぁ、男なんだけどさ。)になったのかもな。

よくミツワあたりにいるよね。日本人だかアメリカ人だかわからないすごい独特な化粧をした戦争花嫁みたいなおばあさん。日本語も英語も両方下手でさ。カツラかなんかかぶっちゃってんの。あっこはあれになりそうだな。わはは。とノリが笑った。
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by akkohubb | 2006-06-06 14:12