2009年 11月 05日
引越しの何日か前、ゆっこがメールをくれた。 「引越しの日、おにぎりとたまごやきのランチを持っていくね。」だって。わーい。 引越しの手伝いに来てくださるという人たちには、うちは荷物も少ないし、前日休みもとったので、大丈夫です。とお断りしたのだけど、食べ物はお断りしません。 ケニオとエミリーも喜んでいる。 とくにエミリー。彼女はたまごやきが大好きなのだ。 引越しの当日。 忙しいので朝はろくなものを食べていない私たち。 「たまごやき、いつ来るの?」とエミリー。朝からそわそわしている。 たまごやき早く来てくれないかな。1時間おきくらいに、たまごやきはまだですか。とうるさい。 電話が鳴れば、「あ、たまごやきからかな。」 いつの間にかゆっこの名はたまごやきと改名されている。 「たまごやき、今、家を出たって。」「たまごやきが着いたぞ。」 こんな失礼な会話があったことはゆっこは知らない。 最後の荷物を庭にぶん投げてもらって、引越しやさんにはさっさと帰っていただく。 庭にブランケットを敷いてたまごやき、じゃなかった、ゆっこさんが持ってきてくれたお弁当を広げる。ゆっこのたまごやきは、まさにおすし屋さんで出てくるみたいなやつ。きれいな黄色で分厚くておいしい。ああ。たまごやきよ。ありがとう。 エミリーも大満足だ。 おにぎりもすごくおいしかった。 ああ、幸せ。ポットに入れてきてくれたお茶をすする。 でもそれは一時の幸せであった。このあと、前の家にもどり、掃除をし、その後、庭に積み上げられた箱の中身を夜中まで延々としまい続けることになるのであった。
by akkohubb
| 2009-11-05 11:06
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